ウソブクタマシイ ある日の想い

 
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 ルー・リードさんが亡くなられた。
ロック・スターの大御所であるにもかかわらず、
同時期に亡くなられた岩谷時子さんに比べ、
その報道は思いのほか小さかったのであります。

 僕は、いわゆる懐メロなる古い歌謡曲が好きでありまして、
洋楽の日本語カバーの詞のあれやこれやが岩谷時子さんの手になるものだと知って、
驚いたことがあったのであります。
その詞は、訳詞というよりも、オリジナルに近いものでありました。
 
 そういえば、浅川マキさんも、元の詞の世界観は崩さないものの
独自の主観を込めて訳し「訳詞」という字を使わず「訳詩」と表記されておりました。

 その功罪は別にして、湿っぽくない詞をかかれる
岩谷時子さんは日本の作詞家の中で稀有な存在だったと思うのであります。

 さて、お洒落ぽい音でありながら、
ものすごい歌詞であるルー・リードさんの「Walk On The Wild Saide」を
岩谷時子さんなら、どう書かれたでしょう?

 doo,doo,doo,doo,doo,doo♪
僕の中では、ルー・リードさんんはヴォーカリストでなく、
好き勝手に弾きまくるギターマンなのでありました。
ゴロンゴロン、転がる石なのに、
全然、角が取れない、丸くならないロケン・ローラーなのでありました。

ルー・リードさん
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アクリル画「龍神」

 昨日の続きなのであります。
鞍馬の山道を抜けると貴船神社へと続く道に出るのであります。

貴船川

 反生天皇(390年頃)の時代、玉依姫命さんが黄船に乗って上陸したところに
水神さんを祀り祠を建てたのが貴船神社なのであります。
雨乞いの神様として信仰されておるのであります。
夢枕獏さんの「陰陽師」の舞台にもなり若い方にも人気の観光地なのであります。

貴船神社参道

 よくテレビや本の旅行ガイドで使われる参道であります。
赤い灯篭がよろしおすぇ~。

貴船神社本殿

 貴船神社の本殿なのであります。
心願成就、縁結び、家内安全、商売繁盛、何でもござれのパワースポットなのであります。

貴船神社‐絵馬

 何でもござれだけあって、絵馬にも「何でもうまくいく」と書かれております。
ちくっと、ふざけているような気もするのであります。
実は、貴船神社は絵馬発祥の地なのであります。

貴船神社‐馬の像

 もとは、日照りには黒馬、長雨には白馬を奉納していたのが、
いつしか絵馬へと代わったそうであります。

貴船神社‐結社

 縁結びの神様のいる結社であります。

貴船神社‐天の磐船

 傍らには「天の磐船」といわれる船の形をした自然石が祀られております。
船は人と人を結ぶ交通機関であることから、
古くから縁結びと関連付けられておったということなのであります。

貴船神社‐思ひ川

 思ひ川を渡ります。
この小川は禊ぎの川、物忌みの川だったのでありますが、
和泉式部の恋の話と重なり、何時からか「思ひ川」といわれるようになったそうであります。

貴船神社‐奥宮門

 奥に行くにしたがって空気が変わっていきます。
凛とした空気感なのであります。

貴船神社奥宮

 貴船神社奥宮なのであります。

貴船神社‐舟形石

 傍らにあるのが、舟形石なのであります。
玉依姫命さんが乗ってきた黄船を小石で覆い隠したそうなのであります。

奥宮‐阿‐狛犬

奥宮‐吽‐狛犬

 奥宮の狛犬であります。
薄く色が残っており素敵なのであります。面白味のある、いい表情です。
今、気が付いたのでありますが、両方とも口を開けておって阿吽になっておりません。
「アゥオ~ン」可愛いのう。

貴船口駅

 帰りの貴船口駅であります。
実体験としては何もないのでありますが、何故だか懐かしい感じのする山駅であります。
この駅に着くまでに、随分の距離を歩いたのであります。
前半の道沿いには、川床で知られる高そうな料理屋さんが並んでおるのでありますが、
縁結びの神社に参りながら僕には縁がないのであります。

貴船お土産

 せめてものという訳ではないのでありますが、
料亭の店先で販売しておった、ちりめん山椒とゴリの佃煮を土産に買ったのであります。
しがし、ちりめん山椒は、僕には上品過ぎる薄味で僕の口には合わず、
ゴリの佃煮は、逆に濃すぎて口に合わなかったのであります。
しかし、足が棒のようでござる。












 澄んだ水の如く清々しい雰囲気の貴船神社でありますが、
おどろおどろしい丑の刻参り発祥の地でもあります。
貴船大明神の神託により宇治川に身を浸し生きながら鬼になったのが橋姫なのであります。

水彩画「橋姫」

 くわばら、くわばら。
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 本日、鞍馬の火祭なのであります。
という訳でもないのでありますが、先日、鞍馬山に登った時の様子を載っけるのであります。

 東京での個展を終えて以降、スランプなのであります。
版画に手が出せずに、練習がてらペタペタと水彩絵の具で、
面白い形の古木などを描いていたのでありますが、
不意に牛若丸を描きたくなったのであります。
今ひとつ牛若丸の像が掴めないので、下調べではないけれど。
牛若丸が修行した鞍馬寺へ出かけてみたのであります。

鞍馬口駅その1

鞍馬口駅その2

 鞍馬駅であります。
いい雰囲気でありました。
駅舎の中に最後の浮世絵師といわれる月岡芳年さんの絵のパネルが展示されておりました。

月岡芳年さん「牛若丸」

 帰りにじっくりと見ようと思ったのでありますが、
鞍馬山を一周して帰りは貴船口駅から帰ったので見れなかったのであります。
あゝこれより、好い絵は残念ながら、描けそうにありまん。

鞍馬駅‐天狗面

 駅を出てすぐに大きな天狗の顔が出迎えてくれます。

鞍馬寺‐仁王門

 仁王門であります。
俗界と浄域との境だそうです。
では、煩悩の塊、俗界の申し子の僕が通ります。

鞍馬寺‐仁王さん阿

鞍馬寺‐仁王さん吽

 睨まれております。
湛慶さんの作だそうです。

鞍馬山‐階段

 登ります。ぐんぐん登るのであります。

由岐神社‐山門

 またもや山門をくぐり、ずんずん進むのであります。

由岐神社

 由岐神社であります。
神仏習合であります。鞍馬寺の鎮守杜なのであります。

由岐神社‐阿‐狛犬

由岐神社‐吽‐狛犬

 狛犬さんは、仁王さんと違い笑ってくれております。

由岐神社‐天狗おみくじ

 狛犬さんの笑顔に気をよくし、おみくじをひこうと思ったのでありますが、
小銭が400円なかったので止したのであります。
ケチった訳ではないのだよ。しかし、400円は高いなぁーっ。

鞍馬山‐九十九折

 清少納言さんが「枕草子」で「近うて遠きもの、くらまのつづらおりといふ道」と書いた
表参道なのでありますが、鞍馬山の三分の一も、まだ歩いていないのであります。
今でも、ちくっと寂しい鞍馬周辺、当時は、もっと民家も少なく、
薄暗く遠かったのでしょう。

鞍馬山‐中門

 またもや門を通ります。中門なのであります。
ここに至るまでも、地蔵堂や義経さんの供養塔に、幾つかの歌碑があるのであります。

鞍馬山‐鞍馬寺金堂

 幾つかのお堂を通り、ようやく本殿の鞍馬寺金堂なのであります。
写真で人の立っておられるところがパワースポットなのだそうです。

鞍馬寺‐パワースポット

 しかし、このパワースポットという言い方は何とかならないのでしょうか、
大抵、このパワースポットなる場所、お寺や神社、
最も日本的なる場所にあるのですから、是非、日本語での呼び名にして欲しいものなのであります。

鞍馬寺‐狛寅‐阿

 ここのお寺の見所は、何といっても狛犬ならぬ狛虎なのであります。
猫好きにはたまりません。

鞍馬寺‐狛虎‐吽

 「アゥオ~ン」吠えているというよりも、
マルオ君が、口を半開きにして何かを訴える哭く時の様子にそっくりなのであります。
パワースポットに立つよりも、思い出が力をくれるのであります。

鞍馬山‐与謝野夫婦の歌碑

 霊宝殿の手前に与謝野晶子さん鉄幹さんの歌碑があるのであります。
霊宝殿には素敵な毘沙門天さんの仏像が4躯あります。
例によって写真撮影は禁止なのであります。
ポストカードも残念ながら売っておりませんでした。

鞍馬山‐冬泊亭

 与謝野晶子さんの書斎「冬泊亭」なのであります。
初代の館長さんと与謝野夫妻さんと交流があったため寄贈されたそうです。

鞍馬山‐奥の院

 さて、ここから奥の院、山道に入るのであります。
山登りの方は通りすがりに「こんにちは」と挨拶をされるのでります。
山登りをした記憶がないので、初めてに近い体験なのでありました。
ちくっと気分が高揚し、途中から先に声をかけるようになったのであります。

鞍馬山‐屏風坂の地蔵堂

 屏風坂の地蔵堂であります。
八百万の神とは、よく言ったものであります。
この山だけで、一体、どれだけの仏さん神さんがおられるのでしょう。

鞍馬山‐背比べ石

 義経公背比石であります。
山を下りる牛若丸さんが、名残を惜しみ背比べしたそうであります。
小男だとは知っておったのでありますが、
16歳の頃の話にしては、あまりにも小さいのであります。

鞍馬山‐義経堂

 義経堂なのであります。
義経さんの魂が、幼少期を過ごした山を懐かしがり帰ってきたそうであります。
こうやって、どんどん神様は増えていくのであります。

鞍馬山‐木の根道

 木の根道であります。杉の根っこが地表に浮き出ておるのであります。
牛若丸さんも、ここで八艘飛びの練習をしたのでありましょうか。
面白い光景なのであります。

鞍馬山‐大杉権現堂

 大杉権現堂なのであります。
千年近い樹齢を保ち護法魔王尊影向の杉として信仰を集めているそうであります。

鞍馬山‐僧正ケ谷

 この開けた場所が上の月岡芳年さんも描かれている、
牛若丸さんが天狗を相手に修練した所なのであります。
また、鞍馬天狗さんも修行した場所なのであります。

鞍馬山‐奥の院魔王殿

 さて最後を飾るのは、奥の院魔王殿なる物々しい名前の社なのであります。
650年前に金星から舞い降りたとされる魔王尊が祀られておるらしいのであります。
650年前って人類は、まだ誕生しとりませんがな・・・・・・。

版画「天狗」

 残念ながら、信心のない僕は天狗には会えなかったのであります。
ではでは、続きは、また後日。
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