ウソブクタマシイ ある日の想い

 
30
 
大将軍神社

 震災の影響で不穏な空気のなか、少々、怪しげな天気のなか、アート・フリマ「モノノケ市」開催。

大将軍神社その2

 方位の神様を祀っているとの事で、変ったオブジェが建っております。

モノノケ市

 曇り空のせいもあるのでしょうが、
この時期での開催は初めてとのことで、思ったよりも客足が伸びません。
もともと、町おこしの為に始まった妖怪ストリートらしいのでありますが、
商店街も、やる気があるのかないのか、ぼちぼちしか開いておりません。
ちくっとフリーマーケットの主催者側も暴走気味であるようです。
しかし何事も経験なのであります。
大体の流れもつかめたので、また七月には参加したいと思います。
近郊の方々、遊びに来てねっとな。

版画「油すまし」
 
 諸説あるようですが、腕利きの油職人が死後、妖怪になったという説で、
油すましの版画を制作。
前にいるでぶっちょのモデルは僕の弟なのでありますが・・・・・・

激写「おでぶ入道」

 事実は小説より奇なり。姪っ子が「お父さん、もっと丸い」と呟いた通り、
遊びに来てくれた弟は、さらに肥大化しておりました。
境内をうろつく被り物の妖怪よりも、妖怪らしかったのであります。

お買い上げ下さったお客さん、
遊びに来てくれた友人たち、ありがとう。
フレンドリーに接してくださった出展者の方々、人見知りで無愛想のゴメン。
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29
 
管狐付サングラス

 十代後半の頃でしょうか、街行く人の視線が辛く、
外に出る時は、常にサングラスをかけていたのであります。
目を隠す事で随分と気持ちが楽になったのであります。
今、思えば少々、自意識過剰だったのでしょう。
 
 チャボさんが、自伝的エッセイで同じようなことを書かれていて、
楽になり笑っちゃったことがあります。
(チャボさんは、さらに酷くサングラスを黄色のマジックでぐりぐりに
塗られていたそうであります。)

 この現象は大なり小なり誰にでもあるようで、
「俺は他人の視線なんか気にしない」なんて輩も
自分自身の視線には耐えられないようで、
表が鏡になっているサングラスを僕がかけていた時期は、
随分と閉口したそうであります。

 何を隠そう、今でも、初対面の人は苦手なのであります。
営業活動は得意ではありません。
という事で、明日の妖怪フリーマーケットに向けて
管狐付きサングラスを作ったのであります。
普通のサングラスだとお客さんが引くだろうし、
これだと笑ってもらえるし一石二鳥なのであります。

・・・・・・ほんとかな?
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18
 
 以前、テレビで唄っている佐野元晴さんを見た姉が、
「ポップでポジティブなチャボさんみたいやな」と呟いたことがありました。
仲井戸麗市チャボさんが、決してネガティブという訳ではありませんが、
何だか言いえて妙だなと感心した覚えがあります。
二人の資質はとても似ていると僕も思うのであります。
3月11日の震災を目の当たりにし、言葉を失ってしまった似非芸術家の僕は、
佐野元晴さんのメッセージに
表現者として覚悟の差を知らしめられたのであります。

ボールペン「佐野元晴さん」

    それを「希望」と名づけよう
        佐野元春


   街が揺れた夜、君はひとり無断で、
  市営プールに潜りこみ、身体を水に浸した

    そして暗がりの中、瞑想した

  人は時に、光に水に、雨に風に、感謝し、
  人は時に、光に水に、雨に風に、屈服する

    この闇の向こうに震えるのは
       誰か、嘆きの声

    同胞の不在は確かに不可解だ

       それはそうだ
      しかしどうだろう

   君は偽善の涙など流さないと誓ってくれ
  決まりきったお悔やみなど無用だと言ってくれ

  夜が明けて、そこにいつもどおりの太陽が照り、
      草木は首をもたげ、
      鳥たちは空を往く

    あぁ、美しくも残酷なクリシェ!

         一方で、
  君の身体の細胞ひとつひとつに染みいる光はどうだ
  傷だらけではあるが依然雄々しいその筋肉はどうだ

  そうさ、君は同胞の不在を気にかけているんだろうが、

         たとえば、
  偶然にも生き残った君の生を讃えてみてはどうだ?
         たとえば、
  生き残ったことへの幸運を噛みしめてみてはどうだ?

     不謹慎だとわめく偽善者を後に残し
     君が光を放つことで、友を弔うんだ

     それを「希望」と名づけていいんだよ

          余震は続く

           -----
       2011年 誕生日に寄せて
Name it “Hope”
Motoharu Sano


On the night when the town jolted,
You sneaked in the municipal swimming pool and submerged yourself in the water,
and meditated in the dark.

At times, people are grateful for lights, water, rain, and winds.
At times people yield and bend their knees to lights, water, rain, and winds.

You hear someone’s mourning, trembling in the darkness.

I know, for you it is incomprehensible that your fellows and friends are missing
and not with you any longer:

I understand what you feel.
But just try to think;

Do promise me that you won’t waste your tears just to be hypocritic.
Do say that you don’t need or want someone to offer his/her routine condolences.

When it dawns, there shines the sun just like before.
There you find the thick growth of plants and trees.
Birds fly over the sky.

Behold, this beautiful yet cruel cliché.

On the other hand,
How do you feel the lights penetrating every single cell of your body?
How do you feel your vigorous muscles even though they are all covered with scars?

I know, you are much concerned and crushed with the absence of your friends,
But let us try to celebrate your life who luckily survived.
How about to relish pleasures that you are lucky enough to live on?

Don’t give a damn to the hypocrites yelling that you’re being unscrupulous.
By giving rays of hope to the worlds, you console the spirit of your friends.

You can name it “hope.”

Aftershocks still keep coming.


-----
On my birthday, 2011

翻訳:山内あゆ子
English translation by Ayuko Yamauchi

まったく、かなわないやっ。
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04
 
シンディ・フレデリック・ローパー

 アリとキリギリスではないけれど、
芸術家と呼ばれる人の中には、
労働者、特に第一次産業に関わる方へのコンプレックスを抱いている人が少なくありません。
レオ・レオニさんは、絵本「フレデリック」で芸術家として決意表明されております。
冬支度を済ませたネズミたちでありますが、穴にこもったある日、
食料が尽きかけてしまいます。
そこで、フレデリックが詩を朗読し(歌うんだったかな?)
みんなの気を紛らわせるといったお話なのであります。
ところが、レオ・レオニさん、
何を弱気になったのか、
奢りへの戒めか、
最後の最後に「ほんとかな?」なんて文章を入れられておるのであります。

 素敵なニュースがありました。
3月4日、飛行機の遅延や欠航が相次ぎ、足止めを食った客らの抗議で、
大騒ぎとなったアルゼンチンの空港。
その場にたまたま居合わせたシンガーのシンディ・ローパーさん、
おもむろにアナウンスのマイクを奪うと歌いだし、
客らの怒りを喜びに変えたのであります。カッコイイー!
まさに、リアル、フレデリックであります。
この時の様子、you tubeにもアップされておりますので探してみて下さい。

本物のアーティストにはかなわないや・・・・・・。
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