ウソブクタマシイ ある日の想い

 
28
 
カーテンコール

 個展最終日。
足を運んで下さった方々、応援して下さっている方々、関わった全ての方々に本日くらい
謙虚に感謝を込めてアリガトウ、アリガトウ。
今後、来られなかった方に向けて、時間がある時に少しずつ、
今回、展示した新作をアップ致します……多分。
では、では、お楽しみに。
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27
 
三四郎池

 今や文豪と崇められている夏目漱石氏であるが、
当時は純文学作家と流行作家の中間に位置する作家であったそうである。
日本文学の文章は漱石以前と以後で分けられるとも云う。
成るほど、漱石氏の同時代の作家の連ねる文章と比べ随分と読みやすい。
しかし、読み返してみると現代作家の文章と比べると随分、もったいぶった文章のようにも感じる。
話の構成、起承転結よりも一つ一つの文章の薀蓄に意味のあるようにも感じる。

 ちくっと漱石さん風の文章を意識して書いてみたぞなもし。
あんまりいい出来ではなかったぞなもし。疲れたから戻すのぞなもし。
個展までの空き時間を利用東大構内の三四郎池に行ってみたのであります。
漱石さんの中では僕は「三四郎」が一番好きなのであります。
三四郎池は想像していた通りでびっくり。
中に入ってみると、とても大学構内とは思えないものでありました。
こんな良い環境で勉強させて貰っているんだから、
東大生の諸君、卒業したら金儲けに走らず世のために働くんだぞっ。

しかし、待てど暮らせど、美禰子さんは現れませんでした。
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26
 
 東京に来る前日に亡くなった我が家の愛猫ベェベェさんのことを
ふとした拍子に思い出し考えては滅入ってしまうのだ。
それでも、ジョン・レノンさんのイマジンに涙した者としては、
慰みのだけために天国の存在に逃げるわけにはいかないのだ。

ジョン・レノンの眼鏡

 ジョン・レノンさんと云えば画廊の近く大通りに面した眼鏡屋さん。
ショーウインドウにジョン・レノンさんの写真が飾られており
お馴染みの丸眼鏡が展示してあるのであります。
帰ってから調べてみると、この眼鏡屋さん、
創業明治十二年の三鈴堂眼鏡店という名前で、オノ・ヨーコさんから版権を得、
ジョン・レノンモデルの丸眼鏡を販売されているのでありました。
幸いにも眼鏡を必要としない身ではありますが、
ジョン・レノンモデルとなれば……度なしのサングラス、幾らくらいするんでしょう?

 本日の題名はイマジンをカヴァーした忌野清志郎さんが、
ライヴで歌の合間にはさんだメッセージ。
大丈夫、ベェベェさんは、ほらっ僕の胸に、ここにいるぜっとな。
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25
 
森田童子

今回の個展では先日に書いたように、ラブソングのつもりで描いた版画と並行して、
昨年の個展で、ちくっと反響のあったアクリル画の展示も増やしてみたのであります。
肖像画ではなく印象画であります。
だから似ていようが似てなからろうがいいのだと自分に言い聞かせて、
誰かに向けて描くのでなく自分で楽しむために描いたのであります。
だから、題材は万人向けでないのが多かったのでありますが、
幾人かの方に「森田童子さんですね」と声をかけていただいたのに感激したのであります。
その中には、実際に森田童子さんのライヴに足しげく通っておられた方もおられました。
いやはや、いやはや、何だか嬉しいもんであります。
世間は狭いのか広いのか。
 
思想家ロラン・バルトさんがおっしゃっておりました。
「私は一度だって、こんなもの(自分自身の写真)に似ていたためしがない!
―君が似ているとか似ていないとか言いたがってる、その相手である『君』というのは
いったい何か」
似顔絵だって同じです。スナップ写真と違い、その者の印象を閉じ込めやすいものの、
画家が、その対象の何時を描いたかと、
観る側が持つ対象の何時かとの差異は、どうしても生じてしまうものなのであります。
だから、僕は開き直りでなしに
肖像画でなしに印象画と言い張るのであります。
とは言うものの解ってもらえれば嬉しいし、
解ってもらえなければ、それはそれで悲しいものなのであります。



あ・・・あらためて見ると、デッサン狂っておるなぁ。
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24
 
tokiwasou

 個展開場までの空き時間を利用して早朝に豊島区南長崎にあるトキワ荘碑を見に。
さんざん歩いたあげく小さな公園の片隅にそれは立っておりました。
本日の題名は映画「トキワ荘の青春」で漫画では食べていくことが出来ず牛乳配達をしている森安なおやさんが
(古田新太さんが演じられております。今、見ると何気に豪華な配役です。地味だけれど好い映画なのです)
牛乳屋さんの同僚に漫画を諦めるように諭されて答えた一言。
よ~く、この気持ちがわかるのだなっ、これが。
本日、来た下さった方々、有難う御座いました。
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23
 
kogarerutamasii

 個展初日。有りがたいことに前回、来て下さった方々が幾人も早々に来てくださる。
京都に住んでいながら常連さんの数は関西より関東の方が多いのだ。
関西のお客さんをないがしろにする訳ではないが、
かねがね、僕の洗練された魅力は都会向きだと考えていたのだ。
あはははは。
どうしても泥くさい僕は、洗練されたものに焦がれておるのです。
今回は「コガレルタマシイ」と題して、
ラブソングのつもりで創作したものを中心にまとめてみたのだよっとな。
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22
 
tukue

 明日からの個展に向けて本日はフリーデイ。
家を出る前日にベェベェさんが死んじゃったので、体も心も重いものの、
何もないウィークリーマンションの一室で腐っていても仕方ないので、
昨年、行って面白かった東京江戸博物館へ。
写真は昭和の小学校の勉強机と椅子。
決して長くはない僕の足の膝くらいの高さしかありません。
こんなに小さかったんだ。
何やら妙に感傷的になってしまう困ったオッサンなのであります。
本日のタイトル「一ねんせいに なったら」は、
僕の好きな詩人まどみちおさんの詩の題名からお借りしたのであります。
まどさんは現在101歳ながら現役の詩人であります。
コマーシャルにも使われていましたし、有名な詩なので御存知の方も多いと思いますが、
最後の一節は、こう続きます。
 一ねんせいに なったら
 一ねんせいに なったら 
 ともだち ひゃくにん できるかな 
 ひゃくにんで わらいたい 
 せかいじゅうを ふるわせて 
 わっはは わっはは わっはっは
さて、困ったオッサンも奮い立たせて捻り出して振り切って笑ってみるといたしましょう。
わっははははははははははははは♪
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21
 
 個展の搬入のため、東京へ。
盆地、京都の暑さよりましとはいえ、歩き回るとやはり暑く汗だくに、
ウィークリーマンションの部屋に入るなり一息つこうと、
自動販売機で買ったコーヒー缶をプシュ!
あれ?れ?れ?何だ飲めない。コーヒーの香りはするものの出てこない。

coffee
よくよく缶を見ればコーヒーゼリーでありました。
これでは、陽気に飲んで踊れません。
愛のコーヒールンバ♪
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20
 
P1000018.jpg

 ベェベェさんが死んだ。
ほんの数日前まで元気だったのに、
歯が抜けてから食欲旺盛で、今まで見向きもしなかった食パンや菓子パンまでねだるようになってたのに。
2~3日前から様子がおかしくなり、暑気あたりかなと様子を見てたのが悪かった。
水を飲もうとしてバタリと倒れたので、これはヤバイと思い、
病院の診察券を持って2階の部屋から戻ると冷たくなっていた。
あっけないくらいに簡単にベェベェさんは死んじゃった。
 
上手くまとめられないけれど、書けないけれど、
天国なんかない。天国の存在を認めると地獄の存在を認めるようで嫌だから。
魂なんかない。輪廻転生もない。それを認めると運命論者に下ってしまいそうだから。
それでも、未だベェベェさんの存在を感じるのだ。
居間に座っていて、2階の部屋で物音がしたような時。
夜、2階の部屋から1階のトイレに下りるとき、踏んでしまわないかと階段に目を凝らすのだ。
宗教なんかなくっても大丈夫!
ベェベェさんは、僕の中で生きている。
僕が、するべきことは、忘れることでなく、今、生きてるものに向き合うことだ。
それで、いいのだ。
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14
 
semi

 有名なイソップの童話「アリとキリギリス」のキリギリスは誤訳で、もともとは蝉であったそうな。
北ヨーロッパの方では蝉がおらずコオロギになったそうな。
ようは鳴く虫なら、アリとの対比で、なんでも良かったのねっ。
それでも、キリギリスで刷り込まれているせいか、日本人が蝉に持つあはれ感のせいか、
やはり怠け者の役柄は蝉には似合わない。
写真は古本祭りで見た本棚で羽化する蝉。
この姿を見ると怠け者役には振り当てられないぞなもし。

イソップさんを調べたところ、
紀元前6世紀にアジアの何処かに住んでいた、アイソーポスさんという名前の奴隷だったそうな。
そうか、そうか、働かされている時に、やかましく蝉が鳴いていて、頭にきたのだなアイソーポスさん。
それなら、仕方ない。うん。
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