ウソブクタマシイ ある日の想い

 
29
 
親父の状況は悪くなる一方なのであります。
レントゲン写真を見たところ、動脈瘤が身体の3分の1近く占めているのであります。
ちくっと笑っちゃうくらい膨れているのであります。
一刻も早く手術と行きたいところなのでありますが、
ここにきて、馬鹿親父、喉に痰が詰まりやすくなり、横に吸引機を置いて置かなければ安心出来ない様態になったのであります。
著しい体力低下で、今まで手術に理解を示していた施設の方や、施設の主治医さんまでもが、積極的に賛成出来ないと言いはじめたのであります。
困ったもんであります。
全ては馬鹿親父の蒔いた種なのであります。
脳梗塞の後遺症で喉に麻痺の残っていたのは解っていたのでありますが、
リハビリを拒否し、悪口以外に人と話すことを拒否し、気に入ったものしか食べなかった我が儘が、ここに来て祟ってきたのであります。
うーん、きれるカードが少なくなってきたのであります。行き詰ってきたのであります。
しかし、こんな時でも、日赤の担当医が話しを聞いてくれるのは週2日だし、
お役所仕事は土日休みなのであります。
うーん、何だかなぁーっ。
こらっ!馬鹿親父、ちくっと頑張りなさいっ!
スポンサーサイト
    17:27 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
27
 
昨日の文章に誤りがありました。
「叔母さん達は良い人なのであります。」と書いたつもりが「叔母さん達は良い人ではないのであります。」と書き間違えておりました。
叔母さんは、叔母さんで、僕の身を案じてくれているのであります。
親父の存在が、将来的に僕や姉の結婚の妨げになるのではないかとか、
(幸い?僕も姉も、全く、そんな予定は無いのだっ。笑っちゃいました。)
僕が、親父の犠牲になってるんじゃないのかとか、
うんにゃ、うんにゃ、
誰だって何かを背負って歩いているのであります。
それに、僕だって始終、親父の事に動いてるわけでなく、考えているわけでなく、
結構、僕なりに楽しんでいるのであります。
親父が全てなんて言いませんよ~♪なのであります。
<私には 私の生き方がある
それは おそらく 自分というものを 知るところから 始まるものでしょう
けれど それにしたって どこで どう変ってしまうか
そうです わからないまま 生きていく
明日からの そんな私です>
大丈夫。僕は元気なのであります。
僕の人生の主人公は、僕なのであります。
    17:28 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
26
 
親父の動脈瘤、手術をしなければ予断を許さない状態でありますが、
手術をするには、24時間10日間みっちり家族の付き添いが条件なのだそうです。
そんなもん、どう考えても無理なのであります。
昨日、実家からも勘当された馬鹿親父の数多い姉妹弟のうち、未だ親父を見舞っていてくれていた、親父の妹さん二人、つまり僕の叔母に相談したのであります。
「修君も、充分やったんだし、親孝行したんだし、もういいでしょう。」
叔母さん二人の意見は、手術そのものに反対でありました。
脳梗塞から一年あまり、リハビリも拒否し生きる努力を見せない親父を見ていて、
これ以上、生きていてもしょうがないと云う意見でありました。
自ら寝たきりに近い状態になっている親父は、今より悪い状態になってまで、これ以上、生きていてもしょうがないと云う話でありました。
我が儘で理不尽に回りに迷惑をかけ続ける親父には、これ以上、生きていて貰いたくないと云う決断でありました。
「動けなくなって生きる事を伸ばすよりも、短くても今の状態でいるほうが、本人にとって幸せかもしれないですよ。考えてみて下さい。」
実は、はじめに、医者にも同じような意味の事を告げられたのであります。
基本的には、叔母さん達は良い人なのであります。
医者の言うことも解るのであります。
だけど、僕は考えるのであります。
実は叔母さん達の医者の考え方が、無意識にも差別を産んでいるのだと、
生産しない人間は駄目だというのは、障害者差別の根源に近いもんでありますし、
怠け者は、性格の悪い者は駄目だというのは、思想差別、宗教差別の根元に近いのだと。
何よりも、本人が手術を望んでいるのであります。
僕が誰かが、命の長さを決める事なんか出来ないはずなのであります。
誰だって、生きる権利があってあたりきしゃりきなのであります。
誰の魂が重くて、誰かのは軽いなんてないのであります。
僕の考えは変んないのであります。
もうちくっと病院に食らい付いて、付き添いの問題を解決するのであります。

    17:29 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
23
 
宇野重吉さんと言えば、寺尾聡さんのお父っさんであります。
このお父っさん、凄いのであります。
72歳にて癌で片肺を失い、退院の1ヶ月後には地方周りの舞台に立っていたのであります。
昨夜のNHKアーカイブ「舞台・いのちの限り ~宇野重吉・旅公演2万キロ」で知ったのであります。
舞台を観る機会の少ない地方の方にと、点滴を打ちながら、舞台の袖で携帯の酸素ボンベを手にしながら、いやはや凄まじいのであります。
結局のところ、病の苦しさは当の本人にしか解らないことで、
どの病がしんどい、どの人はどうだなんて比べる事は出来ないし、しちゃいけないし、
脳梗塞で運ばれてから一年以上経っても、拗ねたままで絵筆を取ろうとしない僕の馬鹿親父と比べる気など、さらさら無いのであります。
偉そうな事を言ってる僕なんぞ、しょっちゅう「スランプだーっ。描けん。気が乗らないーっ。」などと、ほざいてサボっているからねっ。
覚悟の差なんでしょうか、「身体の動くうちは、役者は舞台に立たなきゃいけない。」と語った宇野重吉さんは、舞台に立ち続け、公演が終了した3ヶ月後に73歳で帰らぬ人となります。
元気だけが取り得の僕なんぞは、もっと頑張らなくっちゃいけないのであります。
似てない似顔絵を描いている場合じゃないのであります。うーぅむ・・・・・・。

    17:31 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
19
 
thumb_1116506370.jpg
施設の方と供に、親父を病院へ診察に、
この親父、家族から親戚から見放されるだけあって、ただ者じゃない。
診察までの待ち時間、
「何で予約してるのに待たせるねん。訊いて来てくれ。」「もう帰る。」と2分毎にごねる。
さらに、その間に「尻が痛い。」と愚痴る。
その度に車椅子に深く座り直させるのだけれど、
目を離すと、わざと車椅子から体をずらして「尻が痛い。」と言う。
診察中は診察中で、医者が気に入らなかったのか、(好き嫌いの激しい人なのです。)
「早く(終われ、帰らせろ。)、早く。」「ちんたら、ちんたら(しやがって)。」と、
医者の質問にも答えない。
診察後の受付までの待ち時間でも、「尻が痛い。」「頭が痛い。」「お腹が痛い。」のリフレイン。挙句の果てには、お世話になってる施設の方を「こいつ」呼ばわり。
その度、僕は親父を窘めていたけれど、本当は頭をはたいてやりたかったのだ。
それでも、僕に後ろめたさが付いて回るのは、
施設の方が、「お忙しいところ有難う御座います。」と僕に頭を下げて下さることだ。
僕よりも親父に優しく接して下さることだ。
くそっ、馬鹿親父めっ!
親父の奴、今度は腹部動脈瘤なんだ。
    17:32 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
17
 
thumb_1129558770.jpg
いやはや臆面なく照れずに書くと、個展に来て下さった方の感想に
「前回は愛がテーマだったのに対し、今回のテーマは無常がテーマだと思います。」
なーんていうのがありました。
本人、なーんにも考えずに描いているのでありますが、
闘病(逃病?)生活の親父を目にし、少なからず影響を受けたのは確かだったと思うのであります。元々、若干、斜に構えた性格ではありますが。
さてさて臆面なく厚顔に書くと、
次の一歩に自分自身で期待しているのであります。
親父の死を前に、僕がどう変ったのか、
失ったものの大きさは未だ測りかねているのでありますが、
得たものも確かにあったと実感していたりするのであります。

    22:45 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
17
 
thumb_1148107300.jpg
DVDデッキを買って、少々映画づいております。
著作権の関係なのか、えらく安くで売っている名作映画の数々。
本日は、かって名画座で観た邦題「荒野の決闘」原題「MY DARLING CLEMENTINE」。
ヘンリー・フォンダさん主役の西部劇なのでありますが、
邦題を聞いて、ドンドンバンバンの拳銃乱射手に汗握るアクションを期待しちゃうのは間違いで、原題を聞いて想像させられる詩情的なドラマがメインなのであります。
(ドンドンバンバンの方が好きな人には、同じ主題で描かれた「OK牧場の決闘」の方が、お勧めなのであります。こちらも、なかなかの秀作。)
この映画、確か何かで、アニメ作家の宮崎駿さんが好きな映画の一つに上げられておりました。そう言えば「カリオストロの城」に同じようなシーンがありましたし、
ヒロインの描き方にも影響が・・・・・・んっ?それとも男が勝手に作り上げた女性象の一つのパターンなんでしょうか?(先日の「さよならCOLOR」の時も書いたマリア崇拝?)こういうのって女性には、どういう風に映るんでしょう?一度、ちくっと怖ろしくも訊いてみたいもんなのです。
それにしても、こういった名作が500円で手に出来るのは、申し訳なくも有り難いのでありますが、何所で誰が作っているのか、DVDケースの背表紙の写真が、オープニングの静止画像が、主役じゃない弟役のウォード・ボンドの拳銃発射シーンなのは何故?
邦題を付けた頃の発想から、あんまり変っていない今日この頃なのであります。
    12:45 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
15
 
thumb_1147704656.jpg
ついに、と言っても3,980円の再生専用だけれど、DVDデッキ購入。
勢い?で、以前から観たかった竹中直人さん監督の「さよならCOLOR」購入。
観終わった後、横で見ていた姉が「男の人の好きそうな映画やねっ。」と一言。
多分、その一言で足りちゃったりするのでしょう。
一歩間違えればストーカーの未練がましい見っとも無さ。
勝手な思い込みのヒーローイズムに、女性へのマリア信仰。
でも、男の僕としては、ちくっと恥ずかしながらも、
それが純愛じゃんと反論したくなる訳でありまして、
淡々としながらも胸に染み入る好い映画でありました。
僕は、竹中直人さんの描く映画が、この世界が大好きなのであります。
何となく過去の体験で被る部分もあるしねっ。

う~む、原田知世さん可愛い・・・・・・。
    12:47 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
08
 
thumb_1115559858.jpg
郵便振込の用事があったので、親父の見舞いの帰り京都駅で途中下車。
中央郵便局に立ち寄ったところ、電子振込の記号欄が一桁足りない。
ダラダラ流れる脂汗。解けない答案用紙。
振込相手の郵便貯金番号をメモし間違えたのかと不安になりながらも、
局職員さんに尋ねると、
その番号は「ぱ・る・る」通帳の番号で、カードか通帳が無いと振り込めないと言う。
(ところで、「ぱ・る・る」って何だ?)
それならと、一度、家へ帰り、電車賃がもったいないと、
カードと通帳を持って、自転車で迷いつつも、
再び自動支払機兼振込機(何と言うのだ、あれは?)の前に立ったところ、
振込かたが解らない。
ダラダラ流れる脂汗。理解不能の言葉の羅列。
おまけに、このカードは使用出来ませんときたもんだ。
そなえつけの受話器で訊ねると、
前に3回、暗証番号を間違えられたので使用出来なくなってますなどと言う。
僕は郵便貯金は貯金用なので普段、使わない。
前回、いつ使ったかも記憶がない。暗証番号を間違えた記憶もない。
「そう言われても、お客さんの通帳の保護のためなんですよーう。」などと言う。
僕は客では無いのかと眉間にシワがよる。
使えなくなったと云う連絡も貰ってないんですよと訊ねると、
「そんなもんは送りません。」と言う。
今日、振り込みたいんですよと静かに話すと、
奴は「そう言われても、どうしょうもないんですよーう。」と繰り返す。
こらっ!インターフォン越しでなく、こちらに出てきなさい。
他の金融機関なら、手数料に目をつぶれば、違う金融機関にだって振り込めるんだぜ。
それに、その言葉遣い、親方日の丸だろうが何だろうが、
サービス業ではないのかねっと、

ところで、僕の暗証番号、何番だったけ・・・・・・・。
    17:34 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
プロフィール

早川修

Author:早川修
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード