ウソブクタマシイ ある日の想い

 
31
 
この前、親父の見舞いの後、ふと気が向いて、
施設の近くにある近江神宮に寄ってみたのであります。
一駅分歩き、熱を持ったからだで鳥居をくぐると、
木々のせいか確実に2~3度は低く、涼しく感じたのであります。
神様に興味のない僕は、おぉ!さすが神様の宿る所なんて思わず。
木々の息づかいに感心したのであります。
鳥居から社までの石階段は長く、突然、社が見える建て方は山中だからか演出だろうかなどと思考しつつ、まぁ、せっかくだから、5円くらい賽銭してやろうなどと足を運んだのであります。
本殿の鳥居には茅の輪くぐりなどと、何やら縁起の良さそうな事をやっていて、
これは幸運と財布を握ったのでありますが、
霊験も何も本殿は祭りの準備中らしく、神主さんや巫女さんが、何やら慌ただしく、
何だか僕も、つまらなくなり、そのまま踵を返したのであります。
それで僕は、
こういう木々に囲まれた静かな場所が、歩いていける自然の残ってる場所が、
今や神社の敷地か御所の中にしか無いのは、
神様と呼ばれる人達は、ちくっとズルイなと、うそぶいたのでありました。

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30
 
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銀行のキャッシュコーナーで、お金を下ろしていると、
後から来た男女の会話が聞こえてきたのであります。
「~のブランドのなぁ、新作のバッグがでてん。ほんでなぁ、この鞄と似てんねん。」
ここで、鋭い?僕はピンときたのであります。こやつ、オネダリしてるのだなっと。
「いややわ~、これのなぁ線が無いだけやねん。」
男の方も、オネダリされてることに気付いてないふりをして抵抗しております。
「偽もん持ってると思われるやん。」
物の価値は、持つ人、使う人が決めるのだよ、お嬢さん。なーんてな。
「この鞄、私イヤやねん。」
あぁ、この男は落ちるなと思いながら、
僕は姉から貰ったミスター・ドーナッツの景品の鞄に通帳をしまい、
そこを後にしたのでありますが、
本来ならプレゼントなるものは、贈り手も、贈られる側も楽しいものではなかったかと、
勿論、形や値段なのではなく、気持ちではないのかと思ったのであります。
キリスト教の精神は「与えることは愛である。」ということらしいのでありますが、
そのブランドの鞄の中に愛は入っておるのかねっ。
などと貧乏性でケチンボの僕は、うそぶいたのでありまする。
    22:55 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
29
 
昨日、親父の見舞いに行ったのでありますが、
いつもより早い時間に行ったので、ただ単に眠たかっただけののか、
どうにもこうにも具合が悪そうで、それは身体よりも、むしろ気の具合でありまして、
もう何にもしたくない。絵も描きたくない。
良くならなくてもいいなどと言うのであります。
僕は病人の立場にも気持ちにもなれんので、
ちょっと腹が立ち、ちょっと哀しくなったのであります。

昨日、飲みに行ったのでありますが、
最後に入ったのが、小さな小汚い居酒屋でありまして、
店の女将さんと話しておりますと、いかにも関西のオバサンといった感じの女将さんと話しておりますと、驚いたことに出身が親父と同じ町でありまして、
ほんの目と鼻の先でありまして、親父の妹つまり叔母さんと幼馴染みでありました。
親父が大きなキャンバスを肩に掛けて歩いていたなどという話などを聞けまして、
ちょっと嬉しくなったのであります。ちょっと元気になったのであります。

運命なんて信じてないけれど、偶然ってのは、世の繋がりってのは、
かくも面白く有り難いものだと感じた次第なのであります。
    22:52 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
16
 
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シオンと云う名の歌い手さんがいる。
幅広くはないが、根強い熱狂的ファンを持つ歌い手さんだ。
シオンさんは、流行の愛や恋を歌わず、借り物のプロテストソングを歌わず、
自分の目で見たものを自分の声で歌ってる歌い手さんだ。
シオンさん本人が作ってるホームページがある。
先日、そこの掲示板で小さな揉め事が起こり、掲示板は閉ざされた。
事の起こりは、シオンさんに昔の過激さを求める書き込みからだった。
でも、それは、音の過激さでなく、詞の過激さでなく、詞の元、つまり生活の過激さをシオンさんに求めるものだった。
勘違いしたファンは、歌い手を象徴に祭り上げ突き落とす。
ジミヘンさんは、「金持ちになればなるほど、いいブルースが出来るのさ。」と紫の煙に撒き。
ディランさんは、ブーイングを浴び、
拓郎さんは、「ファンは馬鹿だ!」と突き放した。
ジョン・レノンさんは、胸を打ちぬかれ。尾崎豊さんは自殺に近い死を遂げた。
発表された作品が、作者の手を離れ、誰のものでもないのなら、誰のものでもあるはずだ。
シオンさんは、かって「サンタクロースの夢を噛って」で、心から出た声が心にとどかないなら、本当のことはもう声に出さずに唄うと歌った。
僕等は、金を出してるという馬鹿な客意識で、いとも簡単に表現者を追い詰める。
こんな国に文化なんて育つはずがないや。
シオンさんの最近の歌「ガラクタ」の中で歌ってる。
そのガラクタは そのガラクタは なんとかやってるぜ わがままで
ひとりよがりな 唄をうたいながら
本当のガラクタは聞く耳を持たないファン達だ。ちょっと僕、怒ってます。
    22:48 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
01
 
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一月に病院に運ばれた時には100㎏近くあった親父の体重が、今や60㎏台であります。
髭を剃り、頭を丸めた痩せた親父は、何やら痛々しいのであります。
でも、そんなになっても、左半身が不随になっても、威張っていたいのか、強く思われたいのか、虚勢を張る親父に、周りの人はテンテコマイなのであります。
先週、弟一家が訪れた時の親父は終止御機嫌でありました。
今日の親父は相変わらずで、僕が説教など垂れてるうちにグウグウ鼾などかき始めました。
帰り際、僕が欲しい物はと尋ねると、姉(親父の姉じゃなくて、僕の姉、親父に長女ねっ)の写真が欲しいと答えました。

君の欲しい物は何で~すか~♪おぉおぅ僕の欲しかった物は何でぇすか~ぁあぁぁ♪
    22:45 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
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