ウソブクタマシイ ある日の想い

 
17
 
えーっ、昨日の文章は、僕を通して絵を見ないで欲しいと言うことと、
絵を通して僕を見ないで欲しいと言うこと。なるたけ、振り幅大きく、遊びを持っていたいのであります。
でも、その事によって助けられた事があります。莫迦親父が病院を、ほおり出された時、
役所の方達、地域の福祉の達と、親父の住居兼アトリエで話し合いを持ったのでありますが、親父の絵が、みなの心を動かす手助けをした事であります。
「こんな繊細な絵を描く人だもの、寂しいがりで本当は優しい人なのよ。」なーんて言って下さったのは出来過ぎでありますが、表現が作者を超えちゃった例であります。
今日、その寂しいがりで本当は優しいはずの莫迦親父の見舞いに行ったのでありますが、
またもや、喧嘩腰のやり取りでありまする。どうも、動けないストレスを僕にぶつけているようであります。ヤダなぁ~。施設の方にも迷惑かけてるようです。コマッタなぁ~。
作品と人は、やっぱり違うのであります。
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16
 
幼い頃のモーツアルトさんが、娘さんに問うたそうな。
「ねぇ、僕の音楽と同じように、僕を愛してくれる。」
何とも哀しい問いかけであります。時として、表現は作者を超えてしまうのであります。
それは、モーツアルトさん程の天才じゃなくても、僕のような、しがない、へっぽこ絵描きにもある事で、時々、困ってしまうのであります。
(また逆もありきで、一見、綺麗な作品を創る人の心が綺麗とは限らない事もあるのであります。あぁ同じ事かっ。)
表現すると云う事は誤解を受け入れるという事なのは、重々承知なのでありますが、
作品の解釈ならいざ知らず、作品を通した僕を解釈されてしまっては困ってしまうのであります。
自分を表現したくって愛されたくて愛したくって創った作品によって、自分とかけ離れていく、この矛盾。
実際の僕は小汚いヘラヘラ男なのであります。エヘラヘラヘラ。

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15
 
いい人で通ってた知り合いが僕に「いい人は、いつも損をする。」なんて呟いた事がありました。
こいつは損得で、いい人をやってるのかと正直、嫌な気になったのでありますが、
本当のところは誰だって、自分の気持ちの為に、人を助けたり、人に優しくしたりしてるのは、否めないことなのであります。
偽善者なんて言葉が有りますが、偽善にしろ何にしろ救われる者がいれば、それはそれで良いことじゃないかと思っているのであります。ようは何をするかであります。
しかし、みんな何で「いい人」になりたがったり、したがったりするんじゃろ?
僕は、いつもポケットに手を突っ込んで、悪魔の尻尾を掴んでいたいのであります。
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13
 
その昔、海賊達がおった大航海時代、男達は勇んで海へと出かけたが、何とも男というのは莫迦で悲しい生き物で、己の性欲を持て余し、ジュゴンやマナティとやっちゃって(女性性器と同じ様に割れ目があるのであります。)、国へ帰っては、「いやー、あそこの海に、不思議ないい女がいてよーぉ。」なーんて言いふらし、それが人魚伝説の元になったという(それで男の人魚はいないとさ。)、何とも哀しくなるような説を読んだことがあるけれど、
そのジュゴンが日本で唯一住む、、沖縄の海にアメリカの基地建設が進んでいるのであります。
「民主躍進、自民後退、二大政党へ!」と参議院選挙の結果騒がれておりますが、
僕なんかからすると、その政党政治がいけないような気がするのであります。
それは、どこが勝とうが負けようが、結局、多数決の論理でありまして、椅子取りゲームに変りは無いような気がするのであります。
それでも、今回、沖縄無所属の糸数慶子さんと、僕が「この人は!」と思った太田元沖縄知事さへ手ぬるいと批判した喜納昌吉さんには期待しておるのでありまする。

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12
 
倒れた直後は無意識の中、右手を宙に浮かし(見えない絵筆を握り)、
僕を感動させた親父でありますが、様態が落ち着いた今は全く絵を描こうとしないのであります。そら、前のように描けないのは辛いだろうけれど、描かなければ何も始まらないのであります。リハビリにもなるから描けちゅうても、親父の奴、描く気にならないだとか、ここは環境が悪いだとか、屁理屈を捏ねるのであります。
自己中心だし我が儘だし他人の話には耳を貸さないし差別はするし手の早い乱暴者だし足は臭いし独善的だし理不尽な親父ではありますが、絵だけは尊敬してたのであります。絵が無ければ、ただの莫迦親父なのであります。
もっと、絵に対してジタバタして欲しいのであります。
写真のような絵なら写真でいいのであります。どんな好きな絵でも、僕等は、それを描いた画家ほどの時間は向き合えないのであります。

こらっ親父、描かれた絵、完成された絵よりも、その過程を、その姿勢を、僕に見せてくれ!
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07
 
七夕のルーツは中国の牽牛、織女伝説なのでありますが、
さらに遡れば、中国の悪政なのであります。その昔、農奴なる身分がありまして、
たとえ家族と言えども、大雨洪水の日しか仕事が休めず一緒にいることの許されなかった悲しい話なのでありまする。(雨だと会えなくなる、今の神話と逆ですねっ。)
またもや、お堅い話になりました。暗い話になりました。
だけど、中国の昔の悪政と書いたけれど、今も韓国と北朝鮮に、日本と北朝鮮に(拉致被害者だけでなく、日本が加害者となってしまった事実もあります。)、引き裂かれた人達がいるのであります。
せめて、今夜の願い事、愛する人が愛する人と、いつか一緒に、ずぅーと一緒におれますように。1089202546.jpg
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04
 
「紙飛行機」

久しぶりに晴れた夏の日に
ラブレターを書いてみた
下書きしてたら
急に恥ずかしくなったので
折りたたんで紙飛行機を作って
家の外に出て
坂の上から飛ばしたんだ
いい加減に作った
紙飛行機だったのに
思いがけず 風に乗っかって
すいすい飛んでった
あの娘には もどかしいくらいに
伝わらなかった想いを乗っけたまんま
すいすい飛んでったんだ
もし君の家の軒下に
落っこちてしまったらと思うと
僕は雨が降ってくれることを
望むばかりです
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    22:31 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
03
 
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親父を受け入れてくれた施設、田んぼを通り抜けた所にあるのであります。
今日、見舞いに行った帰り、ふっと見渡すと一面に赤トンボが舞っていたのであります。
昔、おばあちゃんちで見た赤トンボは、もっと後の季節、そう夏休みの終わり頃だったと思うのだけれど・・・。種類が違うんでしょうか、そう言えば心なしか大きかったような。
まぁ何にしろ、原風景と言うんでしょうか、それは、どこか、懐かしく心落ち着く風景でありました。しかし、中原中也さんではないけれど、思えば遠くへきたもんであります。
これ以上、汚れちまった悲しみにと嘆かないようにしないとねっ。
    22:28 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
02
 
親父の強制退院の引き鉄となったのは、親父の暴力であります。
脳梗塞で麻痺し硬縮した左手を、看護師さんがほぐそうとしてくれたところ、
痛みにカッとなり手を出したのであります。それは許される事でなく、人の痛みには無頓着なのに、自分の痛みには過剰な情けない馬鹿親父なのであります。
聞いたところ、病院や施設の対処は3種類に分けられるそうです。
強制退院させた病院のように、ちょっと言い方は悪いけれど、見捨てるところ。
それも仕事のうちと機械的に流してしまうところ。
右の頬を打たれたら左頬を差し出すところ(その人の人格を遡って寄り添うところ。)。
こう書くと、僕が強制退院させた病院に否定的に思われるかもしれないけれど、
勿論、寄り添って戴けるなら、それに越した事はないのだけれど、何しろ強制退院させた病院も、日頃の看護師さん、介護師さん、医学療養師さんの介護は献身的で、とても感謝しているのであります。(病院のシステム、主治医には、疑問を持っているけれど。)
この三つを病院(施設)でなく自分の普段の生活に置き換えると、僕に何も言える事は無いのであります。(僕なら殴り返してしまうのであります。)

昨日、親父が倒れた時に運ばれた病院(強制退院させた前の病院)の福祉医療事務局の美人の〇さんから電話がありまして、「強制退院の事を聞いたんですけど、私に出来る事があったら何でも言ってください。」などと言って下さるのであります。
この時ばかりは、親父の後先考えない無神経さが羨ましくなった、莫迦息子の僕でありました。
    22:27 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
01
 
6/30am0:30 Oさんが帰られた後も眠れず。暑い。親父は相変わらず高鼾。暑い。取り合えず?裸になって腕たてふせなんぞをしてみる。
7:00 親父を起こしオムツ替えに挑戦。上手くいかず。親父の動きが悪い。昨日まで出来てた動きが出来ない。力づくで座らせ朝食を食べさせる。眼を離した隙に親父腰掛けてたベッドから転倒。いままで、独りで座っていても大丈夫だったのに。親父のたまう「やっぱり独りは無理やなっ。病院戻ろかっ。」僕もズッコケ転倒。あれだけ、この病院はインチキや出してくれ、、独りで飯も作れるなどとほざいていたくせに・・・しかも、強制退院させられたのに・・・ちゃんと説明したのに。親父食べ終わるとすぐ高鼾。
11:00 集合時間。まず訪問介護の代表Mさんが来られる。「自宅介護は無理やわ、出来ひんことは出来ひん言わなあかんで。」と言って下さる。地域相談所のHさんが来られ、親父の鼾を聞き、異変に気付かれる。親父、軽い脱水症状との判断。昨日よりも多くの人が来て下さる。話し合いが始まる。親父の場合、稀なケースらしく、逆に法律に遮られ行く当てが決まらない。それでも、今までの病院での話し合いと違い、みんなが、親父の事を理解しようとするところから話を始めて下さっている。欠点を個性として、捉えるとこから始めて下さっている。親父Hさんに優しくされたものだから、気を良くして大した用も無いのに何度もHさんを呼ぶ。民生委員のAさんが、「孤独で純粋な人なのよ。病院は本当なら、寄り添うとこから始めるべきなのよ。」と親父の事を理解、弁護し泣いて下さる。ある施設の方が、「充分な事が出来るかどうか解らないけれど、うちに部屋の空きがあるから引取りましょう。」と言って下さる。(本当なら親父の条件なら入れるかどうか難しい施設なのです。)誰からともなく拍手。泣きそうになる。Mさんが「時間のある時、私もボランティアとして洗濯でも何でも手伝いに行かせてもらいます。」と言って下さる。またまた泣きそうになる。ひとまず解散。ケースワーカーのYさんが親父の相手をし、昼飯を食べさせて下さる。その間、僕は親父から離れ施設へ説明を受けに。疲れからか感情のコントロールが利きにくくなっている。親父は優しくされているから御機嫌なもんである。
16:00 引越し。親父を施設へ。いつも、お世話になっている原さんが手伝いに来て下さる。さっそくMさんも来て下さる。大声を出して誰かを呼び続けている患者さんがいる。親父、「迷惑な人やなぁ。」などとほざく。僕が「前の病院で、親父もそうやったやん。ここでは大人しくしてや。」と答えると、親父激怒「何で、お前は逆撫でするような事ばっかり言うんや。」と怒鳴る。首でも絞めて上げようかと思ったが、原さんが泣きながら「何で、そんな言い方するの、修君ようやってくれたはるやん。」と親父を諭す。親父、原さんに「泣いたらあかん。」とタオルを差し出すも、僕を小さい目で睨む。
17:30 施設を後に。駅のホームで電車の中で、この二日の事を考えると泣きそうになる。やっぱり感情のコントロールが利きづらい。若い娘さんなら絵にもなるが、ボサボサ頭のアロハが泣いてたら危ない人だ。有難い事に人の優しさが身に染みた二日間でありました。人に生かされてると感じた二日間でありました。ただただ感謝です。ただただ感謝です。本当に感謝なのであります。逆の立場の時、僕は出来るんだろうか?人になにかして上げられるんだろうか?んにゃ、んにゃ。今日のところは、もう考えるのは止しましょう。さぁ帰ろう。プリンを食べよう。
    22:24 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
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