ウソブクタマシイ ある日の想い

 
24
 
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キューポラとは鋳物を造るために鉄を溶かす炉のことであります。
そんなキューポラのある町、労働者の町を舞台にした、そのものズバリ「キューポラのある町」という映画がありました。(元は早船ちよさんの小説なんだけど。)
当時売り出し中だった吉永小百合殿が演技開眼した映画で御座います。
映画は、その時代背景を知らずとも写し取ってしまいます。
この映画の中、キューポラのある町で貧しさと闘っている人の中に朝鮮人がいます。
ラストシーン近くでは、当時、政府の政策によって夢の国と謳われた朝鮮への集団移住の船が写されます。僕は観てないんだけど、第二作では就職した主人公ジュンが、差別されている朝鮮人を見て葛藤するというテーマが扱われているそうなのであります。
ちょっと前まで、オート・フォーカスのカメラをバカチョンと言いました。莫迦でもチョン(朝鮮の人の事なのです。)でも写せるという事で、そう呼んだんだそうです。
実は、これらの問題は、ちっとも解決してないのです。
今、この時期に、こんな文書を書くと誤解されてしまいそうだけれど、
被害者面した政府の役人を見ていると(本当の被害者の方々ではありません。くれぐれも。)、いい子ぶりっこの政治家を見ていると、
何時かの足音が聞こえてくるのであります。ほれっ騙されちゃいないかい。防衛の名の元に、何時かの足音が聞こえてこないかい?

ちくっと補足。被害者であるとともに加害者であるという事実。国という単位で考えちゃいけないんだと思います。
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23
 
兎さんは、淋しいと死んじゃうそうである。
動物に限らず、植物にも話しかけてあげると喜んで、大きく育ってくれるそうなのである。
人間なら、なおさらなのであります。
昨日、親父の見舞いに行ったのであります。
親父のベットは、鰻の寝床の様な造りの四人部屋の一番奥なのであります。
親父が、また朝騒いだらしく、一番手前の入院患者さんに呼び止められたのであります。
話し出しこそ、親父に対しての抗議だった、お爺さんなのでありますが、
いつの間にやら話は、自分の病状に変り。その内、僕への励ましに変り、
それは、自分の見舞い客が来るまで続いたのであります。
誰もが孤独を抱え、それが浮き彫りになる病院ではありますが、
肝心要の親父とは、何故だか、すれ違ってしまう僕なのであります。
コマッタ。コマッタ。コマツマサオ。
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22
 
昨日に引き続き「誰が為に鐘は鳴る」の話で御座います。
特別上映会とか何とかで、文化ホールに観に行った時の話なので御座います。
映画館ではないので、音響やスクリーンの映写技術に望むべき事は無かったけれど、
それでも、大きな画面で観るのはテレビで見るのとは違い、いい映画は色あせることなく僕の胸を射ち、僕はイングリット・バーグマンさんの美しさを再認識した次第なので御座います。
目を潤ませ、余韻を引きずり、帰りのエレベーターに乗った僕は、
異様な臭いに、ふっと我に返ったので御座います。
まだ、イングリット・バーグマンさんの残像を楽しんでいた、僕の目に飛び込んだのは、
お洒落をした四頭身の、おそらく「誰が為に鐘は鳴る」をリアルタイムで観たと思われる、
おばさま達の群れなので御座います。気がつけば、エレベーターという狭い空間の中、僕は囲まれていたので御座います。
おばさま達の臭気と騒音に、美しいものを観たばかりの僕は耐えられる筈がなく、
さながら、映画のラストシーンのゲィーリー・クーパーの如く、僕の意識は遠のき、
ラストシーンの台詞「アメリカの為・・・いいや違う。共和軍の為・・・いいや違う。マリア!そうだ、マリアの為。」が、頭の中をコダマし、、
憐れ、僕はエレベーターの中、見えない機関銃を手に持った格好のまま、憤死しかけたので御座います。
しかし、何故、映画を観るのに、その服装が?何故、その香水が?
人の事を言えたあれじゃないけれど、美しくなさ過ぎるのも罪なので御座いまする。
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21
 
肝っ玉が小さいのか、気が弱いのか、ハラハラドキドキが駄目なのであります。
ゆったりとした静かな時間の流れが好きなのです。
映画の話であります。そんな訳で、今のスピード感溢れ過ぎる映画より、古い映画に目が行っちゃうのです。哀しい映画だけれども「誰が為に鐘は鳴る」が好きであります。
初めて、テレビでこれを観た時、呆然としてしまいました。イングリット・バーグマンさんの美しさにであります。世の中にこんな人が居るのかと、さながら初めて黒船を見た日本人の如く驚いたのであります。んっ?ちょっと違うか。
学生時代、学校の課題を無理やり映画と結びつけ、俳優さんの似顔絵を描くのを楽しんでいたのでありますが、どないしても、イングリット・バーグマンさんの似顔絵が描けませんでした。
どこかを誇張して描くには、整い過ぎているのであります。下手な絵描きには、美しさは罪なのであります。
僕の腕も、ちくっとは成長したかなっと描いてみてはみたけれど・・・
やっぱり描けないのであります。ほんでもって、この絵も未完成なのです。
(本当は途中で飽きたのだ。これは似顔絵では、ないよなっ。)
誰が為に鐘は鳴る
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19
 
台風
「台 風」

昨夜九州北部に上陸した台風の余波が
遥か近畿地方京都南部の片田舎まで
吹き荒れる
日頃静かな公園の木は
ヒステリックに騒ぎ出し
蝉達は我先に寿命を全うしようと鳴き狂う
僅かばかり働きに出ている蟻達の
動きは慎重だ
今日の公園には
言葉少ないアベックも
捕虫網を持った子どもも居ない
昨夜九州北部に上陸した台風の余波が
遥か近畿地方京都南部の片田舎まで
吹き荒れる
だけど僕の声は 想いは
僅か1メートル先の
君の所にさへ 届かない
    00:30 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
18
 
朝、仕事場へ行きしに警察学校の前を通らなければいけない。
四月になると新入生諸君が、ちょうど僕の通る時間に道路を掃除してくれている。
この将来の警察官達が、人が通る毎に手を止め直立になり、大きな声で「おはようございます。」と頭を下げるのだ。こう書くと、とても良い風景のようだが、とんでもないのであります。
こっちは眠いのだ。瞼は半分閉じたままだし。まだ頭の中は、何処かへ彷徨ったまま帰ってきてくれてないのであります。全く無視する程、僕も非人情ではないので「・・・ざぁーす。」と軽く頭を下げるのだけれど、奴ら将来のポリ公、50メートル先まで2メートル間隔で掃除しておるのです。こっちも大変なのであります。
ところが、毎年、僕の首が鍛えられ太くなる頃、ちょうど今の時期になると彼等将来のオマワリさん達も、通る人に気付かない振りをするという要領を覚えるのであります。
君達も邪魔臭かったのだねっ。でも、それでいいのかなぁ~。大丈夫なのか?日本の治安
    00:28 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
17
 
少し前に、古書市に出かけたのであります。何せ古書の即売会であります。
綺麗なオネエサンに出会い声をかけられる心配もないので、下駄を引っ掛け軽装で、出かけたのであります。会場となっている勧業会館の少し前で信号待ちしていると、一風変った黒い服を着た若い娘さん達が、僕を見て何やら話ているのであります。
「さすが京都やわーっ。下駄はいたはるでぇーっ。ぷっぷぷぷぷ。」どうやら地方から来た娘さんのようです。
「いやっ、京都でもあんな人いいひん。」どうやら地元の娘さんもいるようであります。
伸ばしっぱなしのボサボサ頭に、Tシャツにジーンズに、下駄。
「確かに一昔前から、やって来たタイムトラベラーのような僕では、ありますが、内向的なのか自己主張したいのか解らない、貴方達の服装も格好良くは無いのでありますよっ。」と僕は独り、うそぶいたのであります。
そうすると足元の下駄が「トータル・ファッション5000円以下のお前に、服装を語る資格は無い。」と、ゲタゲタ僕を笑ったのでありました。
(その日は、古書市と隣接する所で漫画の同人誌の即売会もやっていて、
黒い服を着た娘さん達が、沢山おりました。)

かすみさん、確かに長時間歩くには、クッションの無い下駄は、体に響くのであります。
でも、短時間だと慣れると靴より楽ですよ。軽いし、何よりも、すぐ裸足になれるのです。

    00:27 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
16
 
geta
「下 駄」

僕の足を お前は受け付けない
お前は頑なで
飽くまで強固な意志を持つ
過ぎた時を 手放そうとはしない
まるで一昔前の 老人のような哀しさ
フン 何と莫迦げた時への郷愁だ
僕は絆創膏を 足に貼り
再び お前を足にする
僕の ほんの微弱な時への抵抗
軽く心細い 自由が
足の裏から 流れ込む
    00:20 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
15
 
親父の見舞いに病院へ。何故だか、親父は詰め所の前で御飯を食べていた。
親父が前に座っているお爺さんを元美術館の館長やと紹介してくれる。
僕が「何処の美術館ですか。」と尋ねると、元館長さんは「朝からパン二つ食べた。」と答えられる。うーむ、そういう切り替えしがあるのか。僕の思いとは別に親父と元館長さんの話は続いていく。斜め前のお婆さんは点滴を引き千切ろうとしている。
どうやら、ここ詰め所前は問題患者を目の届くよう居させておく場所らしい。
その割には看護師さんも介護師さんも忙しいのか、一分もここに落ち着いて居られない。
仕方ないので、元館長に「お腹、夜まで持ちますかねぇ。」などと言いつつ、お婆さんに「点滴引っぱたら駄目ですよ。」と手を離させる。親父が「その婆さん、噛むから手を出してはいけない。」などと言うので、「歯の無い、お婆さんに噛まれても痛くないじゃろ。」と答えてると、
もう一人のお婆さんが「横に来い。」などと言う。話を聞きに行くと、さっきの婆さんが、また点滴を引っ張っている。気がつけば僕は、後ろを徘徊する車椅子の爺さん婆さんを誘導してたりもする。隙を見つけて、親父と同じ病室の方へ、「親父が騒いで迷惑おかけしてるようで、すみません。」と謝りに行った先では、見舞いに来ていたお婆さんに捕まって帰してくれない。
僕は昔から、お年寄りが寄って来るフェロモンを出しているようで、風呂屋で話好きのお爺さんに捕まり、のぼせた事もあったし。散歩中、知らないお年寄りに幾度か話かけられた事もある。
帰り道、「だけどなぁ、僕が仲良くなりたいのはお年寄りじゃなく、ほれっ、あそこにいる若く綺麗なナースさんなのだよ。」と、何故だか見送ってくれている、親父ではなく見舞いのお婆さんの視線を背中に受けつつ、僕はうそぶいたのであります。
    00:14 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
 
12
 
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「夕焼け」

言葉は いつだって空回りで
独りよがりの僕を 寂しくさせる
昔の人は 言霊と呼んで
一言一言に 魂を宿らせたんだって
僕が 吐き出した魂は
いつも 空気に触れたとたん
溶け出して どこか遠くへ 流されてしまう
僕は 少し おしゃべりなとこがあるから
いつの日か 僕の言葉が 想いが
地球を覆うでしょう
そしたら その時
空が 真っ赤に 僕の想いに染まったら
君も 気付いてくれるでしょうか
そしたら その時
僕の想いは 君に 届くんでしょうか
    22:05 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
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